2歳馬勝ち上がり評価 ウンブライル

2022-06-18 新馬 東京5R芝1400m
1着ウンブライル
 
全兄ステルヴィオと同じように3回東京開催の新馬を勝ち上がったウンブライル。この全きょうだい2頭の新馬戦を比較してみよう。まずは平均完歩ピッチの比較。


全兄ステルヴィオは好発したものの道中はやや促されながらの追走状態で、ラストスパート時でも一気にピッチを上げた後は少々モタついたところを見せていたが、ウンブライルは終始ハナを奪いそうなくらいの行きっぷり。ラスト600mからは鞍上ルメール騎手の指示通り徐々にピッチを上げ、ズブさを見せた全兄とは違い優等生的な走り。同じ460kg台の馬体重だがピッチレンジはウンブライルの方が速く、レースの流れにスンナリ乗って行ける資質は高い。
 
次は個別ラップと平均ストライド長の比較。
 
ウンブライル
13.03-11.43-11.76-11.78-11.41-11.26-11.46
ステルヴィオ
12.88-11.44-11.65-12.24-12.42-11.61-11.41-11.21

東京競馬場の坂の影響を考えると、ラスト400mを実質ほぼ等速で走ったステルヴィオのスパート力ほどの力強さは感じられないが、ウンブライルも単なるキレ味特化の末脚ではなくゴールまで脚はしっかり残っている。それは余力がまだほとんど削がれずにスピードを楽々乗せることができる前半200~400m区間(L1400m)と、余力が削がれたラスト200m区間での平均ストライド長が互角という点からも推測できることである。また、前述の通り優等生的な走りゆえ、全開スパートのタイミングをゴール寄りに持って行けるタイプ。新馬戦のパフォーマンスレベルとしてはステルヴィオとほぼ同等であり、今後順調に追走力がUPしていけば牝馬クラシック戦線で上位争いをしてくる可能性は十分あるだろう。
 
出資者のみなさま。新馬勝ち、おめでとうございます。
 
※勝ち上がり時点でのMahmoud評価
★推定適正距離:1400~2000m
★評価ランク:B(重賞級)

ABOUT ME

Mahmoud
ラップ・完歩ピッチ研究家。競走馬走行システム研究所(うまけん)所長。 競馬に限らず、スキージャンプや陸上など、様々なスポーツに対して造詣が深い。 持っているのはギターに見せかけた犬。