2歳馬勝ち上がり評価 ヴェルテンベルク

2022-09-03 未勝利 小倉1R芝1800m
1着ヴェルテンベルク
 
2着となった新馬戦の個別ラップおよび同レースの勝ち馬バルサムノートと比較した平均完歩ピッチは以下の通り。

2022-08-14 新馬
走破タイム
1:49.71
13.41-11.41-12.83-12.91-12.63-12.45-11.66-11.48-10.93

新馬戦では終始勝ち馬バルサムノートの後方に位置する形。残り800mから徐々にピッチを速めて一見スムーズなペースアップとなったものの4コーナー脱出時となる赤枠区間でのコーナリングが問題。バルサムノートは内から3頭分ほど外を回ってピッチを速められたが、最内を突いたヴェルテンベルクはピッチを速められず。いわゆるストライドロスという状態になったと思われる。ラスト200mではバルサムノートを0.10秒上回るラップを刻むも届かず。加速時のコーナリングに課題が残った。
 
続く同舞台となった2戦目未勝利での個別ラップおよび平均完歩ピッチは以下の通り。
 
2022-09-03 未勝利
走破タイム
1:48.29
13.36-11.85-12.20-12.00-11.78-11.46-11.65-12.20-11.81

この時期の2歳戦としては珍しい形となる後半1000mからのペースアップ。ヴェルテンベルクは残り800mからピッチを速めて追走し、残り600mからは100mほどピッチを緩めて脚を溜められる余裕の展開と思われたが、残り500mから全開GOサインを受け大外から一気にピッチを速めるも、その後はピッチレンジを全く維持できない状態で4コーナーをクリア。そして残り300m地点で左手前に替えると外に大きくヨレてしまった。右左の巧拙はわからないが少なくとも加速コーナリングは大変苦手の様子。それでも態勢を立て直してからは再加速し難なく勝利を挙げた。結果、完歩ピッチ推移は激しく上下し破天荒なレースぶりであったが、新馬戦同様、直線部分でのフットワークは大変優れたモノを持っており、是非とも大回り、かつ最後の直線が長いコースでの走りを見てみたいものである。
 
馬主、吉田照哉様。勝ち上がり、おめでとうございます。
 
※勝ち上がり時点でのMahmoud評価
★推定適正距離:1800~2400m
★評価ランク:B(重賞級)

ABOUT ME

Mahmoud
ラップ・完歩ピッチ研究家。競走馬走行システム研究所(うまけん)所長。 競馬に限らず、スキージャンプや陸上など、様々なスポーツに対して造詣が深い。 持っているのはギターに見せかけた犬。